あしなが育英会奨学生が募金活動 名古屋

病気や災害で親を亡くしたり親に障害のある子どもたちへの奨学金のための寄付を募る「あしなが学生募金」の街頭活動が、21日、名古屋市で行われました。

「あしなが学生募金」は病気や災害で親を亡くしたり親に障害のある子どもたちへの奨学金を募るもので21日は、名古屋駅で奨学金を受けている大学生などが街頭に立って、募金の協力を呼びかけていました。
あしなが育英会によりますと、令和5年度の高校の奨学金の申請者は全国で2629人と制度開始以来、最多となったということで、物価高の影響や一部貸与だった奨学金が全額給付に変更となったことが要因と分析されるということです。
しかし資金不足のため今年度は申請者の半数程度の1461人に給付されずこのうち愛知県では85人の申請に対して45人には給付ができていないということです。
自身も奨学金を受けている大学2年生の西田晴香さんは「看護師という夢を諦めかけたが、あしなが育英会のおかげでいま、勉強を頑張ることができている。ひとりでも多くの人に遺児の現状を知ってもらいたい」と話していました。