アサギマダラ 愛知 大府の公園に飛来

渡り鳥のように長い距離を移動する「旅するチョウ」として知られる「アサギマダラ」が愛知県大府市の公園に飛来し、訪れた人たちを楽しませています。

アサギマダラは10センチほどの色鮮やかな羽を持つ大型のチョウで、国内では春から初夏にかけて繁殖や生活に適した場所を求めて南から北に向かい、秋には冬を越すため再び南に移動する習性があります。

大府市にある二ツ池公園では、アサギマダラが好むフジバカマの花が植えられていて今月上旬から優雅に舞う姿が見られるようになりました。

公園を訪れた人たちは、カメラやスマートフォンで花の蜜を吸う姿などを写真に収めていました。

大府市によりますとアサギマダラが飛来する場所としてPRしようと4年前にこの公園にフジバカマの花壇を整備してからは、毎年、飛来が確認されるようになったということです。

市内から訪れた70代の女性は、「柔らかそうな羽で遠くから飛来することに驚きます。花の上を優雅に飛ぶ姿を撮りたいと思います」と話していました。

大府市の二ツ池公園のアサギマダラは今月下旬まで見ることができるということです。