「御墳印」で坂本古墳群をPR 三重・明和町

三重県明和町にある坂本古墳群を訪ねるきっかけにしてもらおうと寺や神社でもらえる「御朱印」ならぬ「御墳印」の販売が始まります。

明和町にある坂本古墳群は古墳時代後期に造られた前方後方墳や方墳などからなる古墳群で、三重県の指定史跡となっています。
19日は坂本古墳群の「御墳印」を制作した明和観光商社の関係者などが町役場を訪れ、世古口哲哉町長に披露しました。
「御墳印」は▽縦およそ15センチ、▽横およそ10センチの伊勢和紙でできていて、▽古墳の形と▽古墳から出土した太刀の2つのデザインが用意されています。
1枚300円で21日、町内で行われるイベントで販売が始まり、その後も町内にある斎宮歴史博物館や観光案内所などで購入できるということです。
明和町の世古口町長は、「御墳印を目当てに明和町に来てくれたら嬉しいです。古墳を大事にするきっかけになってほしい」と話していました。
明和観光商社の安藤直樹さんは「御墳印を手にこの地域の古代の様子に思いをはせてほしい」と話していました。
「御墳印」がつくられるのは県内では松阪市の宝塚古墳についで2例目です。