名古屋で国内最大級の工作機械見本市始まる

自動車関連などさまざまな製造業を支える最新の工作機械の見本市が、18日から名古屋市で始まりました。

この見本市、「メカトロテックジャパン2023」には全国から492社が参加し、会場には自動車関連や半導体関連などの最新の工作機械が紹介されています。
このうち、京都府のソフトウエア企業がつくった部品の検査装置は、上下のカメラが撮影した写真からAIが不良品を自動で判別するもので、会場では部品の代わりにアーモンドを使って、傷の付いたものを装置が分別していました。
また、産業用ロボットメーカーのブースでは、段ボールの積み込みや荷降ろしに使うロボットが紹介され、空気を吸い込む力で段ボールが持ち上げられていました。
会場を訪れたフォークリフトの部品メーカーの担当者は、「人手も不足しているので作業する人たちの負担を軽減できるような工作機械を探しに来ました。めぼしいものもあったのでこれからサンプルを取り寄せて試していきたい」と話していました。
この見本市は名古屋市港区の「ポートメッセなごや」で10月21日まで開かれています。