愛知県 イスラエルのスタートアップ企業と県内企業の連携延期

緊迫の度合いを増すイスラエル・パレスチナ情勢を受け、愛知県はイスラエルのスタートアップ企業との連携を目的に、10月から11月にかけて実施予定だった、県内の企業によるイスラエル訪問を延期することを決めました。

愛知県は県内の企業の技術革新や新規事業の開拓を後押しするため、去年5月、イスラエルの支援機関と連携を進めていくことで合意し、イスラエルのスタートアップ企業と県内の企業との交流事業を進めてきました。
しかし、イスラエル・パレスチナ情勢が緊迫の度合いを増していることから、県は、10月下旬から11月にかけて実施予定だった、県内3つの企業によるイスラエルのスタートアップ企業の訪問を延期することを決めました。
また、10月下旬に実施する予定だった県内の企業が、イスラエルのスタートアップ企業に対し、オンラインで事業を提案するイベントも延期するということです。
県によりますと、現時点で実施時期のめどはたっていないということです。
愛知県の大村知事は記者会見で「イノベーション分野での連携は平和な状態で人が往来し、また、オンラインでも情報をやりとりをして新たなネットワークを組み立てていくものだ。これ以上の被害が生じないよう、すべての当事者に最大限の自制を求めたい」と述べました。