流行の時期を前に岐阜県が鳥インフルエンザ対策

鳥インフルエンザが流行する時期を前に、岐阜県は養鶏場での発生を防ぐために野鳥が飛来するため池などで注意を呼びかける対策を10月から始めました。
岐阜県では、おととし1月、美濃加茂市内の養鶏場で鳥インフルエンザウイルスが検出され、およそ6万8000羽が殺処分されました。
去年の発生はありませんでしたが、流行の時期が全国的に早かったとして、岐阜県はことし、例年より半月ほど早く10月2日から対策を始めました。
このうち、養鶏場から半径300メートル以内にある19か所のため池では訪れる人に、野鳥に近づいたり餌を与えたりしないことや、死んだ野鳥を見つけた場合、県や市町村に通報するよう呼びかける看板を設置しました。
また養鶏場に隣接していて例年多くの野鳥が飛来する美濃加茂市内の4か所のため池では、野鳥の侵入を防ぐ反射材や、鳥の形をした「たこ」などの設置も行いました。
岐阜県は、「野鳥を見つけてもむやみに近づかないでください。皆さんの協力が鳥インフルエンザ対策につながります」と注意を呼びかけています。