愛知 小牧の保育施設で不適切な保育 市が改善指導

愛知県小牧市の保育施設で、保育士が園児の体がのけぞるほど食べ物を口に押し込むなど不適切な保育をしていたことが確認されたとして、市が改善指導をしていたことがわかりました。

不適切な保育が確認されたのは、小牧市にある0歳から2歳までの乳幼児が通う小規模保育施設「すくすくnursery中央」です。
市によりますと、去年12月、この施設を運営する法人のもとで不適切な保育が行われているという情報提供があり、市が系列の5つの施設に、法律に基づく立ち入り調査に入り、職員からの聞き取りや防犯カメラの映像の回収などを行いました。
その結果、「すくすくnursery中央」で、保育士2人が、食事の際に体がのけぞるほど食べ物を口に押し込んだり、子どもを1人でトイレに行かせたりしたほか、昼寝の際にうつぶせで寝ている子どもの背中をたたくような行為など、あわせて18の不適切な行為が確認されたということです。
これを受けて、市は、ことし3月に保育施設を運営する法人の理事長に対し、改善を求める指導を行ったということです。
運営法人はNHKの取材に対して、「子どもたちや保護者に対して大変申し訳ない。市の指導を受けてから外部研修などの機会を増やし、再発防止に努めている」とコメントしています。
小牧市では、ことしに入って、別の法人が運営する保育園でも保育士が園児たちに傷つけるような発言をするなど不適切な保育をしていたことがわかり、市が改善指導をしていました。