三重 桑名 “絶滅危惧種モチーフの食器”で保全活動を支援

三重県桑名市の木製食器のメーカーが、世界の絶滅危惧種の動物をモチーフにした食器を製造し、売り上げの一部を絶滅危惧種の保全活動に寄付することにしています。

桑名市にある木製食器のメーカーでは、絶滅危惧種の動物に関心を持ってもらおうと、12種類の動物をモチーフにしたスプーンとフォークを新たに製造し、販売を始めました。
販売しているのはレッサーパンダやコツメカワウソなどをモチーフにしたスプーン7種類と、アフリカに生息するペリカンの仲間、ハシビロコウなどをモチーフにしたフォーク5種類です。
それぞれの動物への関心を高めてもらおうと、商品には動物の生態や絶滅が危惧される種に至ったいきさつ、それに生息数などの説明もつけられています。
売り上げの一部は公益財団法人日本自然保護協会に寄付され、国内の絶滅危惧種の保全活動に活用するということです。
木製食器メーカー「籐芸」の平田啓社長は「絶滅危惧種は数が多く、知って驚くような身近な動物もいる。関心を寄せたり、家庭で会話をしたりするきっかけになればうれしい」と話していました。