愛知県 災害時の「緊急輸送道路」 幹線道路以外も追加指定

災害時に救助や物資の輸送に使う「緊急輸送道路」について、愛知県は幹線道路以外に地域の拠点病院につながる道路も追加で指定し、橋の耐震化などを進めることにしています。

「緊急輸送道路」は大地震などの災害直後に救助や支援物資の輸送などのために緊急車両が通る道路で、指定されると橋の耐震化や無電柱化などの災害対策を優先的に進める対象になります。
愛知県はこれまでに高速道路や国道などの幹線道路を中心に、あわせて2800キロ余りを指定していますが、地域の拠点病院や市町村役場につながる道路が指定されていない地域もあり、指定の拡大を求める声が上がっていました。
このため、県は災害時の道路網の充実を図る必要があるとして来年度、市町村が管理する道路も含め「緊急輸送道路」に追加で指定することを決めました。
県は災害時に必要性が高い道路について市町村と調整を進め、指定する道路の選定を急ぐことにしています。