恒例「常滑焼まつり」 愛知・常滑

伝統工芸品「常滑焼」の器や置物などが手ごろな価格で販売される「常滑焼まつり」が、愛知県常滑市7日から始まりました。
この催しは、「常滑焼」を身近に感じてもらおうと常滑市や地元の商工会議所などでつくる団体が開いていて、ことしで57回目を迎えます。
窯元や卸問屋などあわせて140の事業者が出店を開き、皿やカップなどのほか、たぬきの置物などが販売されていて、店によっては通常の4割ほど安い値段で買い求めることができます。
会場が市内に3か所設けられ、このうち出店の数が最も多い「ボートレースとこなめ」の会場では、午前中から大勢の人たちが訪れ、商品を手に取って品定めをしてから買い求めていました。
また、常滑焼の器に料理を盛りつけるときのコツを紹介するコーナーが設けられ、地元で料理店を開くシェフの男性が、料理を器いっぱいにではなく、隙間をあけて余白をつくるように盛りつけると、上品で洗練された感じが出ておいしく見えるなどと説明していました。
愛知県日進市から訪れた50代の女性は「常滑焼はさまざまな色があるので、色を考えて盛ると料理が引き立つと思いました。ぜひ、すてきな皿を買いたい」と話していました。
また、名古屋市から訪れた20代の女性は、「たくさんの種類があって迷いましたが、お気に入りの皿が見つかり、買えてよかったです」と話していました。
「常滑焼まつり」は8日まで開かれています。