観光客向けに電動キックボードのレンタルサービス 愛知・常滑

愛知県常滑市で、観光客が市内をスムーズに移動できるよう、10月2日から電動キックボードのレンタルサービスが始まりました。

電動キックボードは令和5年7月から、最高速度や車体の大きさなど一定の基準を満たしたものを対象に、16歳以上は運転免許なしに利用できるようになりました。
常滑市は、中部空港や海水浴場などがあり多くの観光客が訪れるため、観光客がスムーズに移動できるようにし周遊性を高めようと、市内のIT企業などが10月2日から電動キックボードのレンタルサービスを始めました。
10月2日、名鉄の常滑駅近くで式典が行われ、サービスを提供するIT企業の代表取締役・常春さんが「レンタルサービスを使って、ゆっくりと観光してほしい」とあいさつしました。
電動キックボードは時速20キロ以下と6キロ以下の2つのモードを手元で選ぶことができ、試乗会では、ヘルメットをかぶった関係者などが車道や歩道を走っていました。
試乗会に参加した40代の男性は「歩行者モードも公道モードもちょうどよい早さだったので、景色も見ながら観光できるし疲れないのでよいですね」と話していました。
電動キックボードは、基本料金220円に加えて1時間あたり990円で、常滑駅前のタクシー会社と常滑市内にあるホテルの2カ所でレンタルできるということです。