名古屋大学 エジプト考古学者ザヒ・ハワス氏に名誉博士号

名古屋大学は、エジプトの考古学者のザヒ・ハワス博士に、日本とエジプト間の文化や学術交流の発展に尽くしたとして、名誉博士号の称号を授与しました。

ザヒ・ハワス博士は、エジプトのピラミッドの調査を率いたり、文化遺産の修復や保護に尽力し、古代エジプトへの世界的な関心を広く喚起し続けてきた国際的に著名な考古学者です。

29日、名古屋大学では来日中のザヒ・ハワス博士を招き、名誉博士号の授与式が行われました。授与に当たって名古屋大学の杉山直総長は「ピラミッドの国際プロジェクトには名古屋大学の研究者も参加しており、エジプト学の新しい潮流のリーダーであるザヒ氏に名誉博士号を授与することは大きな喜びだ」と功績をたたえました。
このあと行われた講演でザヒ氏は、ピラミッドの研究がどのように進められてきたかやこれまでに分かった内部の構造などについて説明しました。クフ王のピラミッドをめぐっては、ことし3月、186年ぶりに“未知の空間”が見つかり、その発見には、名古屋大学の森島邦博准教授が、素粒子「ミューオン」を使って内部構造を明らかにする技術で大きく貢献していて、ザヒ氏は「ことしに続き来年も新たな神秘を解き明かす重要な年になる」と期待を話していました。