「飛騨牛」と書かれたうそのシール貼り販売 行政指導

名古屋市の焼き肉店を営む会社がインターネット通販で、北海道産などの牛肉に「飛騨牛」と書かれたうそのシールを貼って販売していたとして、名古屋市と農林水産省は29日、原因究明と再発防止を求める行政指導を行いました。

行政指導を受けたのは、名古屋市栄の焼き肉店「焼肉牛兵衛」を運営する株式会社フィールディンです。
名古屋市や農林水産省によりますと、この会社は、少なくとも令和4年4月17日から10月12日までの間、焼き肉店のインターネットサイトで、北海道産などの黒毛和牛に「飛騨牛」と書かれたうそのシール貼った商品、あわせて994キロ余りを販売していたということです。
名古屋市によりますと、会社側は「飛騨牛として受注した分を確保できなかったので、サイト運営会社のペナルティを避けるために偽った」と説明しているということです。
名古屋市と農林水産省は、29日付けで原因の究明や再発防止を求める行政指導を行いました。