ビジュアル系バンドの防災無料冊子が完成

名古屋を拠点に活動するビジュアル系バンドがハザードマップや心肺蘇生のしかたといった災害への備えを紹介する無料冊子が完成し、市内の飲食店などに配られました。

この無料冊子は防災活動に取り組む団体「ナゴヤ防災サミット」が作成したもので、名古屋を拠点に活動するビジュアル系バンド「麗麗」が表紙を飾っています。
冊子では、被害想定が分かるハザードマップの重要性や、交通機関がまひして帰宅できない時への備え、心肺蘇生のしかたなどを麗麗のメンバーがわかりやすく紹介しています。
合わせて5000部が作られ、28日はメンバーたちが名古屋市内の飲食店や百貨店、それに公共施設を訪ねて冊子を配りました。
飲食店で冊子を手にした女性は「防災とビジュアル系バンドの意外な組み合わせで興味がでました。ふだんは防災に興味がない若い人たちが防災を知るいいきっかけになると思う」と話していました。
「麗麗」のリーダー紅愛さんは「僕たち自身も防災に対する危機感は薄いと思う。自分たちが取り組むことでファンの方たちにも伝わり、災害に備える一歩目につながればいい」と話していました。
冊子は「ナゴヤ防災サミット」のホームページからもダウンロードできるということです。