外国人技能実習生に交通ルール講習会

来日したばかりの外国人技能実習生に安全に暮らしてもらおうと、自転車に乗る際に気をつけなければならない日本の交通ルールなどを学んでもらう講習会が名古屋市で開かれました。

この講習会は外国人技能実習生を受け入れる研修施設で開かれたもので、来日して1か月未満のベトナムとインドネシア、カンボジア、それにミャンマーの技能実習生あわせて21人が参加しました。
講習会は、講師役の警察官が日本語で話した内容を生成AIを活用してそれぞれの国のことばに翻訳して伝えるかたちで行われました。
警察官は、一時停止の標識を掲げて、この標識を見かけたときには自動車だけでなく、自転車も止まる必要があることなど交通ルールについて説明しました。
また、自転車に乗る際には、ヘルメットを着用するよう呼びかけた上で、実際にヘルメットをかぶってもらい、あごひもをきちんと締めて頭部に密着させることなど正しい着用方法を伝えていました。
ミャンマーから来日した19歳の女性は、「私の国と交通ルールが違うことがよくわかった。日本の交通ルールを守って生活したい」と話していました。
中村警察署交通課の中村水月課長代理は「自転車は事故の加害側にも被害側にもなりうるので、しっかりルール守ることを大切にしてほしい」と話していました。