サポートカーの運転シミュレーターで高齢者が機能を体験

高齢ドライバーによる交通事故を防ごうと、高齢者に自動ブレーキなどの安全装置を備えた車の機能を体験してもらう催しが25日に愛知県津島市で開かれました。

会場の津島市の自動車販売店には衝突しそうになると自動でブレーキがかかるなどの安全装置を備えた「サポートカー」を体験できる運転シミュレーターが設置され、市内に住む11人が参加しました。
参加した人たちはシミュレーターで運転中、前を走行する車両に近づくと自動でブレーキが作動したり、車線をはみ出すとハンドルが制御されたりするサポートカーの機能を体感しました。
また、会場にはVR=バーチャルリアリティーで交通事故を疑似体験するコーナーも設けられ、スマートフォンを操作しながら車を運転して人身事故を起こすなどさまざまな事故のケースを体験していました。
参加した72歳の女性は「サポートカーだといざというときに自動で止まるのでありがたい。とても安心して運転できると思った」と話していました。
愛知県警察本部交通総務課の稲葉健太郎係長は「加齢による体の衰えは避けられないと思うので、安全に運転するための選択肢の1つとして、サポートカーを検討してもらいたい」と話していました。