名古屋市 インフル予防接種 小6・中高3年生は無料に

インフルエンザが流行する中、名古屋市は進学や就職を控えた児童や生徒を対象に10月から予防接種の費用を全額助成し、無料で受けられるようにします。

名古屋市では9月に入ってインフルエンザによる学級閉鎖が相次ぐなど感染が広がっていて、冬に向けてさらなる感染拡大が懸念されています。
これを受けて名古屋市は進学や就職を控えた児童や生徒を対象に10月からインフルエンザの予防接種を受ける際の費用を全額助成することになりました。
対象は市内に住む小学6年生と中学3年生、それに高校3年生の児童や生徒、あわせておよそ5万7000人です。
対象となる人には9月中にクーポン券が郵送されることになっていて、事前に予約した上でクーポン券のほか、健康保険証などの本人確認書類を持って指定の医療機関に行くと無料で接種を受けることができます。
期間は10月15日から来年1月末までで、名古屋市が子どもを対象にインフルエンザの予防接種を無料で受けられるように助成するのはこれが初めてだということです。
名古屋市子育て支援課は「子どもの新しい門出を祝おうと行うものなので、多くの方に利用してほしい」としています。