離島などの植物を写真や絵画で紹介 三重 鳥羽

三重県鳥羽市の離島などに生息する植物を写真や絵画で紹介する展示会が、市内の博物館で開かれています。

鳥羽市立「海の博物館」で開かれている展示会には、鳥羽市出身の画家などが手がけた植物の写真や絵画など、およそ250点が展示されています。
このうち、写真で紹介されている「イワタイゲキ」は、「トウダイグサ科」の多年草で、海岸の岩場などに生息し、3月から6月ごろにかけて花を咲かせます。
作品では、鳥羽の離島、菅島で鮮やかな黄色い花を咲かせる様子が紹介されています。
このほか、会場では、明治40年に印刷された植物の石版画や、連続テレビ小説「らんまん」で主人公のモデルとなった植物学者、牧野富太郎が昭和15年に出版した植物図鑑なども展示されています。
鳥羽市立「海の博物館」の石原真伊事務局長は「ふだん目にしていても名前を知らない植物について、展示を通して理解を深めてもらいたい」と話していました。
この展示会は来年1月4日まで開かれています。