共生社会を考えるシンポジウム 名古屋

医療関係者や市民が集まり、地域の共生社会について考えるシンポジウムが名古屋市で始まりました。
シンポジウムは新型コロナウイルスの影響やロシアのウクライナ侵攻などで世界が揺れ動くなか、多様な個性を持った人たちが共に暮らせる社会のあり方について考えようとNPO法人の「地域共生全国ネット」が開きました。
2日間にわたって地域医療や介護、子育てや障害者の支援など幅広い分野について意見が交わされる予定で初日の17日は、海外の難民などを取材してきたフォトジャーナリストの安田菜津紀さんが講演しました。
安田さんは、ウクライナやシリアの状況を写真を通じて紹介しながら、日本に来た難民の状況について説明しました。
また、安田さんは、おととし名古屋出入国在留管理局の施設で収容中に体調不良を訴えて亡くなったスリランカ人の女性、ウィシュマ・サンダマリさんについても触れ、日本に住む外国人や海外にルーツを持つ人たちが差別を受けることなく、医療や教育を受けられる社会を作るべきだと訴えました。
シンポジウムは18日も行われます。