愛知県知事 ジャニーズ事務所と契約行わず

ジャニー喜多川氏の性加害の問題を受け、愛知県の大村知事は、記者会見で、事実解明と被害者救済に区切りがつくまで、県として、ジャニーズ事務所との契約は行わない方針を明らかにしました。

ジャニー喜多川氏の性加害の問題を受けて、ジャニーズ事務所に所属するタレントをCMなどの広告に起用していた企業の間では、CMの放送を取りやめたり、新たな契約を結ばない方針を示したりするなどの動きが広がっています。
愛知県の大村知事は、きょうの記者会見で「今回のジャニーズ事務所の問題は、国際世論も含めて非常に厳しいものと認識している」と述べました。
その上で、大村知事は「タレントには罪はなく、被害者救済がしっかりと行われることを強く望みたい。全ての事実が解明され、区切りがつくまでは、ジャニーズ事務所と関わりを持たない」と述べ、事実解明と被害者救済に区切りがつくまで、県として、ジャニーズ事務所との契約は行わない方針を明らかにしました。
愛知県によりますと、昨年度、愛知県の観光のPR活動を行う「観光文化大使」にジャニーズ事務所の所属タレントを起用しましたが、現在は、ジャニーズ事務所と結んでいる契約はないということです。