愛知県 コロナ感染者減も厳しい状況続く

9月10日までの1週間に「定点把握」された愛知県の新型コロナウイルスの感染者数は、1医療機関あたりの平均で23.84人となり、2週ぶりに前の週を下回りました。

愛知県は県内195の医療機関で行われた定点把握による9月10日までの1週間の感染状況を発表しました。
それによりますと、感染者数はあわせて4648人で前の週から169人減りました。
1医療機関あたりの平均は23.84人で、前の週の24.7人と比べて0.86ポイント減り、2週ぶりに前の週を下回ったことになります。
保健所別では、▼県所管で28.33人、▼名古屋市で17.44人、▼豊橋市で22人、▼岡崎市で21.36人、▼一宮市で29.92人、▼豊田市で30.44人となっています。
一方で新型コロナに感染して県内の医療機関に入院している人は、13日夜の時点で1064人で、9月6日時点と比べて132人減り、感染者のための病床使用率も57.8%で4.9ポイント下がりました。
このうち、重症患者の数は、9月6日の時点から5人減って15人でした。
感染者数は先週から減少したもののほぼ横ばいで、定点医療機関あたりの報告数と入院患者数ともに厳しい状況が続いていることから愛知県は場面に応じて、換気や手洗い、手指の消毒、マスクの効果的な場面での着用などの基本的な感染対策を呼びかけています。
愛知県内の公立学校での学級閉鎖の措置は新型コロナでも相次いでいます。
14日は、▼県内の高校2校で学校閉鎖の措置を取っているほか、▼小中学校ではあわせて3校5学年で学年閉鎖、▼小中学校と高校それに特別支援学校のあわせて47校67クラスで学級閉鎖の措置が取られています。