名古屋市 「県民の日学校ホリデー」に加わらず

１１月下旬に、愛知県内の市町村や公立の学校などが独自に休みの日に指定できる「県民の日学校ホリデー」について、名古屋市の河村市長は、市内の学校の休みを県が主導するのはおかしいとして枠組みに加わらないことを決めました。
市は、すでに決定したことしの休日は予定どおりとするものの、来年以降の対応はあらためて検討することにしています。

愛知県は「休み方改革」の一環として、ことしから、１１月２７日の「あいち県民の日」までの１週間のうち１日を市町村や公立の学校などが独自に休日に指定できる「県民の日学校ホリデー」を設けました。
これを受け、名古屋市は、ことしは１１月２４日を休日にすることを決めましたが、その後、河村市長が、市内の学校の休みを県が主導するのはおかしいとして枠組みに反対したことから、教育委員などによる会議を開き、対応を検討しました。
その結果、すでに決定した休日を変更すると混乱が生じるとして、ことしは、１１月２４日を予定どおり休日とするものの、「県民の日学校ホリデー」の枠組みには加わらず、来年以降は、この時期に休日を設定するかどうか、あらためて検討することになりました。
名古屋市は、県内で順次導入が始まっている「ラーケーションの日」についても、取得できる家庭とできない家庭に差ができるなどとして、県内の市町村で唯一、導入を見合わせていて、県が進める「休み方改革」に対する対応の違いが大きくなっています。