東海北陸 大気の状態不安定 愛知県は局地的に大雨

東海北陸地方は大気の状態が非常に不安定になり、愛知県では局地的に大雨となっています。
東海では１２日にかけて雷を伴った非常に激しい雨が降るところがある見込みで、気象台は、竜巻などの激しい突風や落雷などに注意するとともに、愛知県では土砂災害に十分注意するよう呼びかけています。

気象台によりますと上空の寒気と暖かく湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定になり愛知、岐阜、三重の３県や福井県では局地的に雨雲が発達しています。
愛知県豊橋市では１１日午前、１時間に７５ミリの非常に激しい雨を観測し、９月としては観測史上、最も多くなりました。
また、午後２時までの１時間には愛知県蒲郡市で４３ミリの激しい雨を観測したほか、愛知県岡崎市で１２.５ミリ、三重県熊野新鹿で１２ミリの雨が降りました。
１２日にかけては東海では雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の降るところがあるほか、富山県では雷を伴った激しい雨が降るところがあると見込まれています。
１１日に予想される雨の量は、いずれも多いところで、愛知県で１時間に５０ミリ、岐阜県と三重県で４０ミリ、石川県、富山県、福井県で３０ミリとなっています。
気象台は、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意するよう呼びかけるとともに、愛知県では低い土地の浸水や河川の増水に警戒し、土砂災害に十分注意するよう呼びかけています。