愛知県の食堂で福島県産海産物を提供 大村知事が試食

東京電力福島第一原発にたまる処理水の海への放出開始後、福島県をはじめとした日本の海産物の風評被害を防ごうと、愛知県は、県の食堂で福島県の水産物の提供を始めることになりました。

提供されるのは福島県内の漁港で水揚げされたひらめの煮つけとちりめんの小鉢で、11日、愛知県庁の会議室で大村知事や県の職員が試食しました。
魚はいずれも名古屋市中央卸売市場の卸売業者を通じて、愛知県が仕入れたものです。
大村知事は「ひらめは身がしっかりとしてて非常に素材が良いと感じた。福島県をはじめとした日本産の水産物はすべて安心でおいしく食べることができる。引き続き、さまざまな機会を通じて、福島県の水産物の消費拡大をしっかり応援していきたい」と話しました。
2つのメニューは9月19日から29日までの平日に、愛知県議会議事堂1階の喫茶室で、あわせて300食が定食の一部として提供されます。