“着用ありがとう” 褒めて自転車ヘルメット着用率アップを

自転車でヘルメットをかぶっている人を警察官が褒めることで、周りにもかぶる習慣を広めようという取り組みが11日、岐阜市で行われました。

この取り組みは自転車に乗車中のヘルメットの着用が努力義務となってから10月1日で半年となるのを前に、岐阜中警察署が「褒めるメット」作戦と題して始めました。
11日は岐阜市の名鉄岐阜駅前に警察官10人が立ち、ヘルメットをかぶって自転車に乗っている人に「着用してくれてありがとう」「周りにも広めてください」などと声をかけました。
また、「ヘルメット着用賞」とプリントされたシールを配り、3枚集めて連絡すると警察から表彰されるということです。
岐阜県によりますと県内での自転車のヘルメットの着用率はことし5月の時点で25%余りで、この作戦は月に数回のペースで行うほか、日々の交通指導の中でも実施するということです。
ヘルメットをかぶって自転車に乗っていた26歳の男性は「最初は警察に声をかけられてドキッとしましたが、褒められてうれしい気持ちになりました。周りにもヘルメットをすすめたい」と話していました。
岐阜中警察署の廣崎英貴交通第1課長は「ヘルメットを着用している人はまだまだ少ないのですべての人がかぶることを目指していきたい」と話していました。