「せともの祭」にぎわう 10日まで開催 愛知 瀬戸市

全国有数の焼き物の産地、愛知県瀬戸市では、9日から恒例の「せともの祭」が開かれ、朝から大勢の人でにぎわっています。

ことし92回目となる「せともの祭」は毎年9月に瀬戸市で行われていて、新型コロナ対策の影響で、去年は3年ぶりに規模を縮小して行われましたが、ことしはほぼ本来の規模で開催しています。

瀬戸市の中心部を流れる瀬戸川の両岸にはおよそ150の露店が店を連ねていて、朝から家族連れなど大勢の人が訪れていました。
「瀬戸物」の茶わんや湯飲み、皿などがふだんよりも3割から5割ほど安く買えるということで、訪れた人たちは、お目当ての品を手に取って吟味しながら買い物を楽しんでいました。

名古屋市の60代女性は、「地元の小学生が作った亀のかわいい置物など気づいたらたくさん買い物をしてしまいました。まだまだ見ていきたいです」と話していました。
主催した団体の加藤純事務局長は「お店の人との値段交渉を楽しんでもらえる、全国にファンがいるお祭りです。家族で参加できるようなイベントも開催しているのでぜひ多くの人に来てほしいです」と話していました。

「せともの祭」は、10日も開かれていて、主催した団体では2日間で30万人を超える来場者を見込んでいるということです。