半田赤レンガ建物 ドイツとの交流紹介する展示会

愛知県半田市にある「半田赤レンガ建物」で、日本とドイツとの交流の様子を紹介する展示会が開かれています。

「半田赤レンガ建物」ではドイツ人の醸造技師などを迎えて明治から昭和の初めにかけてビールの製造が行われていて、総レンガづくりの建物では日本とドイツとの交流の様子を紹介するパネルなど、あわせて80点あまりが展示されています。
このうちドイツ大使館が作成した、大正時代にアインシュタインが来日した様子を紹介するパネルでは、名古屋でも講演会を開いたことが記されています。
また、夏目漱石の『吾輩は猫である』と、ドイツで1800年代に書かれた猫を扱った小説の、それぞれに登場する猫を対比して描かれた漫画も並んでいます。

訪れた人たちは、1枚1枚のパネルの前で足を止めていました。
名古屋市に住む70代の女性は「歴史がある建物は雰囲気が違います。そういう場所でドイツとの交流を知ることでより勉強になりました」と話していました。
展示会は「半田赤レンガ建物」で9月18日まで開かれ、16日からの3日間は昭和の初めにつくられていたビールの復刻版などが楽しめるドイツフェスティバルが開かれます。