秋の高山祭を知らせる高さ15mののぼり旗を高山駅前に設置

豪華な祭屋台で知られる岐阜県高山市の秋の高山祭までおよそひと月となった9月8日、祭りを知らせるのぼり旗が立てられました。

例年、春と秋に行われる高山祭の屋台行事は「山・鉾・屋台行事」のひとつとして、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。
ことし秋の高山祭は10月9日と10日の開催で、それを前に9月8日のあさ、JR高山駅前には「飛騨高山祭」と書かれた高さ15メートルののぼり旗2本と高さ2メートルあまりの提灯が設置されました。
通りかかった外国人観光客が旗が立てられる様子を眺め、写真を撮るなどしていました。
駅近くで商店を営む人は「やっと暑い夏が終わって秋が来たなという感じがします」と話していました。
ことし秋の高山祭は新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行した後初めてとなる高山祭で、春に続いて屋台の引きそろえやからくり奉納、宵祭などが例年どおり開催されます。
8月、中国人の日本への団体旅行が解禁されたこともあり、高山市では2日間の祭りの期間中前の年の倍の20万人の人出を見込んでいるということです。
高山市観光課の水波諒太郎さんは「より多くのお客さまに高山祭を見てもらい楽しんでほしい」と話していました。