毒キノコ「ニセクロハツ」で一時意識不明に 愛知・幸田町

愛知県幸田町の30代の男性が毒のある「ニセクロハツ」を誤って食べ、一時、意識不明になりました。
愛知県は確実に食用だと判別できないきのこは食べないよう呼びかけています。
愛知県によりますと8月10日、幸田町の30代の男性が採ったきのこを自宅でカレーに入れて食べたところ、翌朝、下痢やおう吐などの食中毒の症状を訴えて病院に搬送されました。
県が調べたところこの男性が食べたのは毒のある「ニセクロハツ」だとわかったということです。
「ニセクロハツ」は東海地方や近畿地方などで夏から秋にかけて地上に生えるもので、食べると呼吸困難で死亡するおそれがあります。
今も入院している男性は一時、意識不明となり集中治療室で治療を受けましたが、容体は快方に向かっているということです。
「ニセクロハツ」は、食用の「クロハツ」などと間違えて食べてしまうことがあるため、厚生労働省がホームページなどで注意を呼びかけていて、愛知県でも18年前の平成17年に豊橋市で誤って食べた男女2人が死亡しています。
県は確実に食用であると判別できないきのこは食べないよう呼びかけています。