愛知県の専門学校の食堂でも広島の業者と連絡取れず

高校の寮などに食事を提供している広島市内の業者と全国各地の学校などが連絡が取れなくなっている問題で、愛知県の県立の専門学校でも業者と連絡が取れなくなり、食堂が利用できなくなっていることがわかりました。

愛知県立総合看護専門学校では平成22年から広島市に本社がある「ホーユー」に食堂の厨房を貸し、生徒向けの食事の提供を受けているということですが、新学期が始まっても提供できなくなっています。
学校によりますと、ことし6月に「ホーユー」側から「夏休み明けに食堂をリニューアルオープンする」と申し出があり、7月から休業になっていました。
しかし、8月下旬になって学校側から何度も電話で再開の具体的な日にちをたずねましたが、担当者が不在だとして確認できなかったということです。
6日、全国各地の学校などでも業者と連絡が取れなくなっているという報道を受け、改めて業者に電話しましたが、現在も連絡がつかない状態になっていて、食堂の再開のめどが立たなくなっているということです。
愛知県立総合看護専門学校の白井宏知総務課長は「生徒は弁当などを持ってきて昼食を取っている。学校としては連絡を取り続けるが、今後の対応はまだ分からない」としています。
愛知県によりますと県内の小・中・高校などの給食については、これまでのところ影響が出ているという情報はないということで、引き続き情報収集を進めているということです。