岐阜県各務原市 水源地から有機フッ素化合物検出で地下水調査

岐阜県各務原市で地下水を使っている水道の水源地から有機フッ素化合物のPFASの一部の物質が国の目標値を超える濃度で検出されたことを受けて市は地下水の調査を進めています。

1日は午後1時半ごろに市が調査を委託している県公衆衛生検査センターの職員が、市の西部にある住宅を訪れ、庭の蛇口から出る地下水を容器に入れていました。
各務原市はPFASの一部の「PFOS」と「PFOA」が地下水にどの程度広がっているかを調べるため、市内全域にある95の井戸で地下水を採取し濃度を調べていて、9月中に結果を公表することにしています。
この住宅に住む男性は「井戸水はふだん洗濯や畑への散水のほかたまに飲み水としても使っています。市内全域の地下水の状況が心配ですが市の対策を見守りたい」と話していました。
市はこのほか、県と連携して水源地から半径500メートルの範囲にある井戸でも地下水の調査を行っていて今月上旬をめどに結果を公表する予定です。