防災の日 南海トラフ巨大地震想定した愛知県の災害対策訓練

「防災の日」の9月1日、愛知県では南海トラフ巨大地震が発生したことを想定し、県や市町村、警察などが連携を確認する訓練が行われました。

訓練は午前6時ごろに南海トラフ巨大地震によって、愛知県の広い範囲に最大震度7の地震が発生し、大津波警報が発表されたという想定で行われました。
愛知県が設置した災害情報センターには県や市町村の職員のほか、警察や消防、自衛隊などから230人が集まり、被害の情報収集を行うとともに、けが人を救助するための協議を行いました。
続いて開かれた災害対策本部会議では担当者から東三河地域の沿岸部で津波の被害が出ていることが報告され、大村知事が速やかな被害情報の把握と救助活動に取り組むとともに避難に関する情報の発信を適切に行うよう指示しました。
訓練の最後には地震発生時にみずからの身を守る「シェイクアウト訓練」を全員で行い、姿勢を低くし、頭を守る体勢を確認していました。
訓練のあと大村知事は「災害はいつどこで発生するかわからない。県民の生命と財産を守るための緊張感を持った訓練や防災、減災対策を積み重ねたい。地域でもお互いに協力し、災害に備える取り組みをお願いしたい」と述べました。