JR名古屋駅 線路上に客席設けた飲食店がオープンへ

JR名古屋駅で、使われていない線路を有効活用しようと、線路上に客席を設けた飲食店が来月オープンすることになりました。

JR名古屋駅では、リニア中央新幹線の工事に伴い1番線の線路が使われなくなっていますが、駅周辺の商業施設の開発などを行う会社が、使われていないスペースを有効利用しようと、線路上に飲食店などを開くスペースを新たに設けました。
このスペースを活用した企画の一弾として、手羽先のから揚げなどを提供するチェーンの居酒屋が来月1日から2か月限定でオープンすることになり、30日、報道機関向けに店舗が公開されました。
調理するのはホームにある立ち食いそばの空き店舗で、80席の客席は、線路上に設置された広さおよそ300平方メートルの床の上に設けられています。
スペースを設けた会社によりますと、線路上のスペースを活用した店舗は全国的にも珍しいということで、会社では、電車の運行に1番線が使われない間は継続的にこのスペースを活用していきたいとしています。
名古屋ステーション開発の日浦雅貴企画開発部課長代理は「電車も見えるので、非日常を楽しんでもらいたい。飲食店に限らずいろんな活用ができるので、名古屋を代表するイベントスペースにしていきたい」と話していました。