ビッグモーター街路樹問題 除草剤検出で愛知県が被害届

中古車販売会社「ビッグモーター」の店舗前で街路樹が枯れている問題で、愛知県が、西尾市の店舗の前の土壌を調査した結果除草剤の成分が検出されたことから、警察に被害届を提出しました。
会社側は、県に対し、除草剤の使用を認めた上で原状回復する意向を示しているということです。

「ビッグモーター」の店舗前の街路樹が各地で枯れている問題を受け、愛知県は、不自然に街路樹が枯れたことが確認された西尾市の店舗前の土を採取し、成分の調査を行っていました。
その結果、県が過去に使用していない除草剤の成分が検出されたことから、県は、29日、何者かが除草剤をまいたとして、警察に被害届を提出し、受理されたということです。
また、「ビッグモーター」の本社は、過去に西尾市の店舗の前で、除草剤を使用したことは確認できたと説明しているということです。
会社側は、現状回復する意向を示しているということで、県は協議を進めることにしています。
街路樹が枯れている問題をめぐっては、名古屋市も、市内の3つの店舗前の街路樹について、何者かが除草剤をまいて枯れさせたとして、警察に被害届を提出しています。