性別でモヤっとしたことばを募集 愛知・一宮市

「女の子なんだから家事を手伝いなさい」とか「男のくせに泣くな」など子どもたちが性別について言われてモヤっとしたことばを、愛知県一宮市が募集しています。
一宮市では、毎年、子どもたちを対象に「男女共同参画」をテーマに標語を集め、カレンダーを作って、市役所や図書館などで無料で配布しています。
去年は「性別を理由にモヤっとしたことば」を募集したところ、「女の子なんだから家事を手伝いなさい」とか「男のくせに泣くな」など120を超える応募があり、このうち12人のことばが選ばれカレンダーになりました。
カレンダーには、女子中学生が言われた「女の子はそんなに頑張らなくてもいいんじゃない?」ということばが、「兄は褒められるのにスルーされて悲しかった」という気持ちとともにつづられています。
カレンダーは、用意した5500部が2週間ほどでなくなるほど人気だったため、ことしも作成することになり、一宮市では、8月末まで市内の小学4年生から中学3年生までを対象に、市のホームページや郵送などで「モヤっとしたことば」を受け付けています。
一宮市政策課の滝野奈歩子課長補佐は「学校生活や家庭で言われた、小中学生ならではのことばで大人も気づきを得られると思うので、ぜひ応募してほしい」と話していました。