三重・桑名 新設の小中一貫校校歌 AIで作詞作曲へ

三重県桑名市は、新たに開校する小中一貫校の校歌の作詞・作曲に全国で初めて、AI=人工知能を活用すると発表しました。

AIを使って校歌を制作するのは、3年後の令和8年に開校予定の小中一貫校、市立多度学園です。
桑名市によりますと、校歌の制作にあたっては、まず、歌詞に採り入れたいキーワードなどを子どもや保護者などから募集し、それをAIに読み込ませて作詞を進めるということです。
その後、歌詞にあうメロディーをAIに指示して作曲するということです。
そのうえで、今年度末までに、開校準備委員会で校歌を制作することにしていて、作詞・作曲者は「多度のみなさんと超校歌AI」とする予定です。
桑名市によりますと、AIを使った校歌の制作は全国で初めてだということで、市は、今後、校歌の制作におけるAIの活用の研究を行う理化学研究所などと、協定を結ぶ方針です。
桑名市の伊藤徳宇市長は、21日の記者会見で、「令和の時代にふさわしい、子どもたちが生き生きと歌える自慢の校歌にしたい」と述べました。