漬け物の神様をまつる神社で「香乃物祭」愛知・あま

漬け物の神様をまつる愛知県あま市の神社で、収穫したうりなどを漬け込む「香乃物祭」という珍しい祭りが行われました。
愛知県あま市にある萱津神社は漬け物の神様をまつる全国で唯一の神社とされ、野菜の収穫が盛んなこの時期に、毎年、うりなどを漬け込む「香乃物祭」を行っています。
神社の境内には、漬物用のうりの「かりもり」や、なす、だいこん、白菜などが並べられ、神事が行われました。
そして、神職や漬け物業者などが、野菜を、塩や虫よけのための「たで」と一緒にかめに入れて漬け込み、無病息災や商売繁盛を願いました。
萱津神社の青木知治宮司は、「全国唯一の漬物の神様をまつる神社として漬物の食文化が広まり、食の安全から世界の安全につながっていくよう祈ります」と話していました。
21日の祭りで漬けられた野菜は「香乃物」として名古屋市の熱田神宮におさめられるということです。