かるたやすごろくで子どもたちが災害への備え学ぶ 名古屋
夏休みの子どもたちに災害への備えについて楽しく学んでもらおうという教室が名古屋市で開かれました。
名古屋市千種区の「減災館」で開かれたイベントには愛知県の内外から事前に申し込みをした親子40人が参加しました。
会場にはテーマごとにブースが設けられ、このうち過去の災害についてすごろくで学ぶコーナーでは参加した人たちが江戸時代に東海地方などで起きた地震の被害状況などが書かれたかわら版を使って地震や津波の歴史や対策などについて考えていました。
また、小さい子どもでもイメージしやすいよう動物や虫のイラストを使った「防災かるた」の体験コーナーでは、『ゆれたらすぐにダンゴムシ』など地震が起きたときにとる行動を示す札が読み上げられると、子どもたちは札をとり、頭を守って伏せるポーズをしていました。
名古屋市から父親と参加した小学1年生の女の子は「布団の近くに物を置けば、すぐに逃げられることが分かりました。家に帰ってやってみたい」と話していました。
名古屋大学減災連携研究センターの武村雅之特任教授は「みなさん熱心に取り組んでいただいてよかったです。きょうのことが少しでも夕食の話題にのぼればうれしいです」と話していました。