台風7号 伊勢神宮周辺でも備え おかげ横丁は15日臨時休業

台風7号の接近に備え、三重県伊勢市の伊勢神宮近くでは、土産物店が案内板を片づけたり、土のうを用意したりするなどの対策を進めています。

伊勢神宮の内宮近くでは、ことし6月の記録的な大雨で30余りの店舗や住宅が水に浸かる被害を受けていて、土産物店などが台風7号への備えを進めています。
このうち、土産物店や飲食店が並ぶ「おかげ横丁」では案内板など風で飛ばされそうなものを片づけたほか、浸水に備えて土のうを100個ほど倉庫から出したということです。
そのうえで、「おかげ横丁」では15日、50余りある店舗すべてで臨時休業することを決めました。
運営会社の庶務課の岡野利道さんは「今回も雨がかなり降ると思うので、安全を優先して対応したい」と話していました。
また、別の通りにある土産物店では、店先にあるアイスクリーム用の冷凍庫の下にブロックを敷いて浸水による漏電に備えたということです。
店主の松山孝子さんは「稼ぎ時に台風が来て残念です。雨がひどくなったらきょうは店を閉めあしたは休みます」と話していました。
内宮では例年のお盆の時期に比べると参拝者の姿も少なく、群馬県藤岡市から訪れた40代の女性は「どうしても伊勢神宮にお参りしたかったので雨が降る前に来ました。志摩市にも行く予定でしたが大雨になる前に帰ります」と話していました。