観光地まで遊覧船で送迎 三重・鳥羽

鳥羽水族館などの全国的にも知名度の高い観光地が集まる三重県鳥羽市は市内の渋滞緩和のため、市街地から離れた場所に臨時の駐車場を設け、観光施設が集まるエリアまで観光客を船で送迎する取り組みを行っています。
臨時駐車場は、鳥羽水族館やミキモト真珠島などの主要な観光施設が集まるエリアから2キロほど離れた空き地に設けられ、およそ300台が駐車できます。
駐車料は送迎代とあわせて1日1000円で午前中から、観光客が次々と車を止めて市が用意した遊覧船に乗り込んでいました。
12日は、鳥羽市の中村欣一郎市長も船に乗り込んで市内の観光案内を行い、観光客は5分余りの船旅を楽しんでいました。
大津市から子どもと訪れた40代の女性は「市長が案内していて驚きました。見どころをたくさん教えてもらったので、また訪れたいです」と話していました。
中村市長は「短い時間ですが、鳥羽ならではの海の旅を満喫してもらいたい」と話していました。
臨時駐車場は、14日まで開設されますが、台風7号による高波が予想されるため、13日以降は船ではなくバスで送迎するということです。