愛知県 新型コロナ感染者数減少も対策を

8月6日までの1週間に「定点把握」された愛知県の新型コロナウイルスの感染者数は1医療機関あたりの平均で19.87人で、「定点把握」での公表を始めて以降、初めて減少したものの、依然多い状態が続いています。

愛知県は、県内195の医療機関で行われた定点把握による8月6日までの1週間の感染状況を発表しました。
それによりますと、感染者数はあわせて3874人で前の週より185人減りました。
1医療機関あたりの平均は19.87人で、前の週の20.82人と比べて、0.95ポイント減り、県が「定点把握」での感染者数の公表を始めたことし5月18日以降、初めて減少しました。
保健所別では、▼県所管で22.65人、▼名古屋市で16.97人、▼豊橋市で18.42人、▼岡崎市で12.82人、▼一宮市で19人、▼豊田市で29人となっています。
また、新型コロナに感染して県内の医療機関に入院している人は、9日夜の時点で984人で、8月2日の時点と比べて41人減り、感染者のための病床使用率も57.3%で1ポイント下がりました。
このうち、重症患者の数は16人で、8月2日の時点と同数になっています。
県は、感染者数が減少したものの、依然として多い状態が続いているとして、基本的な感染対策に加え、医療機関を受診する際や高齢者施設を訪問する際、また、せきなどの症状がある場合はマスクを着用するよう呼びかけています。