未利用魚を使った料理教室 名古屋

未利用魚と呼ばれる市場に出回ることが少ない魚を使った料理教室が名古屋で開かれ、夏休みの親子が食べやすい調理法を教わりました。

名古屋市中区で開かれた料理教室には、小学生以下の子どもと保護者あわせて25人が参加しました。
料理に使われたのは、未利用魚のひとつ、新潟県でとれた「ワニエソ」という魚です。
「ワニエソ」は、アジやタイなどをとる際に大量に網に入って、鋭い歯で網を破ってしまうやっかい者として知られています。
小骨が多く、食べにくいうえ食用としての知名度が低いことから、とれても市場に出回ることが少ないということです。
この「ワニエソ」の身をフードプロセッサーに入れて細かくし、豆腐と一緒にだんご状にして揚げることで食べやすくしました。
完成したのは「ワニエソ」の豆腐だんご。
参加した親子は「やわらかくておいしい。いろんな人に食べてほしい」とか、「見た目が変わっている魚なので最初はあれを食べるのかと思ったが、おいしかったのでよかったです」と話していました。
料理教室を開いた東邦ガスCSR環境部の光谷好弘さんは「子どもたちの夏休みの自由研究のテーマを考えるきっかけになればいいと思います」と話していました。