愛知県 新型コロナ感染増受けお盆前に対策呼びかけ

新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることから、愛知県は、対策本部会議を開き、大村知事は、お盆の時期に入ると旅行や帰省など人の流れが増加するとして、場面に応じたマスクの着用などの基本的な感染対策を呼びかけました。

愛知県の新型コロナの感染者数が「定点把握」での公表を始めて以降12週連続で増加していることを受け、県は、ことし5月に新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行してから初めてとなる対策本部会議を開きました。
この中で、大村知事は「7月半ば以降、第9波に入ったと言わざるを得ない。これからお盆の時期を迎え、旅行や帰省、イベントへの参加など、人の流れが増加することが見込まれることから、場面に応じて、換気や手洗い、マスクの効果的な着用など、基本的な感染防止対策を取っていただきたい」と呼びかけました。
また、出席した医療関係者などからは入院患者も増加傾向にあり、病床のひっ迫度合いが高まっていることから、気を緩めずに対策をとることが必要だなどという意見が出されました。
県は、お盆の時期は、休診となる医療機関が多くなることから、各地区ごとの24時間の相談窓口の電話番号などを、県のホームページ上に公表し、かかりつけの医療機関が休診している場合は相談するよう呼びかけています。