栄のランドマーク 中日ビルの竣工式 報道陣に内部が公開

名古屋市中心部のランドマークとして親しまれてきた「中日ビル」の建て替え工事が終了し、1日、関係者が出席して竣工式が行われました。

1966年にオープンした「中日ビル」は、名古屋市中心部のランドマークとして長年、親しまれてきましたが、老朽化などのため2021年から建て替え工事が行われてきました。
1日は工事が終了したことから現地で竣工式が行われ、ビルの運営会社の幹部や工事関係者などが出席して神事を行いました。
新しくなった「中日ビル」は地下5階、地上33階建て、高さが158メートルで、栄の地下街からも直接入ることができます。
地下から低層階には商業施設が入り、9階から22階はオフィスフロア、24階から32階はホテルとなる予定です。
6階の壁には旧中日ビルの天井画だったモザイクアート「夜空の饗宴」が一部移設されているほか、2階のロビーには岐阜県出身で世界的に活躍するアーティスト、松山智一氏による三英傑をテーマにした立体造形作品も飾られています。
ビルを運営する中部日本ビルディングの井戸義郎社長は「栄全体のにぎわいが再生できるように、この地域を代表する複合ビルにしていきたい」と話していました。
新しい「中日ビル」はオフィスフロアで順次入居が始まるほか、来年2月にホテルが開業し、商業施設を含めた全面開業は来年春を予定しているということです。