コロナ感染者増 東海3県知事「場面に応じた対策を」

お盆の時期を前に、新型コロナウイルスの感染者数の増加が続いていることを受け、東海3県の知事がオンラインで会議を開き、場面に応じて基本的な感染防止対策を取るよう呼びかける共同のメッセージを発表しました。

愛知・岐阜・三重の東海3県の知事は15日午後、オンラインで会議を開き、この中で愛知県の大村知事は「愛知では第9波に入ったと言わざるを得ない。病床使用率も50%を超えていて厳しく、ぜひ東海3県で足並みそろえて対策を進めていきたい」と述べました。
そして3県の知事は、県民や事業者に向けた共同メッセージを取りまとめ、発表しました。
メッセージでは「帰省や旅行など、人と接する機会が増えるこの時期は、これまでも感染が拡大しておりこのまま感染拡大が続けば医療がひっ迫するおそれがある」としています。
その上で、▼場面に応じて、定期的な換気やこまめな手洗い手指消毒のほか、▼医療機関や高齢者施設を訪問するときはマスクを着用するなど、基本的な感染防止対策を取るよう呼びかけています。
また、▼高齢者や重症化リスクの高い人などを対象に、積極的にワクチン接種の検討を求めています。
一方、3県の知事は、感染対策の強化などを呼びかける際の統一の基準がなく全国知事会などを通じて、政府に基準の検討を求める考えで一致しました。