ビッグモーター 街路樹の一部枯れる 名古屋市が聞き取り

中古車販売会社「ビッグモーター」が、店舗前に清掃の一環で除草剤をまき、街路樹に影響が出ていたと明らかにしたことを受け、名古屋市が市内にある店舗の前の街路樹を調べたところ、数年前に一部が枯れていたことが分かりました。市は当時の状況を確認するため、27日に店舗側への聞き取りを行いました。

「ビッグモーター」は記者会見で、店舗の前を清掃する一環で、街路樹の中に生えている雑草に除草剤をまき、植木や街路樹に影響を与えたことがあったと明らかにしました。
これを受けて、名古屋市が、市内にある「ビッグモーター」の店舗前の街路樹の状況を各区の土木事務所を通じて調べたところ、3つの店舗で数年前、一部が枯れていたことが分かりました。
このうち名東区の店舗前では、街路樹が枯れたため、2019年8月に2本を伐採し、その数か月後にも1本を伐採したということです。
名東土木事務所によりますと、この店舗のある道で、ほかに街路樹が枯れ、伐採した例は聞いたことがないということです。
名古屋市は、街路樹が枯れたことと店舗との因果関係は分かっていないとして、当時の状況を確認するため、27日に店舗側への聞き取りを行ったということで、今後、さらに詳しい状況を調べることにしています。