ビッグモーター店舗前の街路樹枯れる 名古屋市が調査検討

中古車販売会社「ビッグモーター」が、店舗前に清掃の一環で除草剤をまき、街路樹に影響が出ていたと明らかにしたことを受け、名古屋市が、市内にある店舗の前の街路樹を調べたところ、数年前に一部が枯れていたことがわかりました。
市は「店舗との関係はわかっておらず土壌調査などを行うか検討している」としています。

「ビッグモーター」は、25日の記者会見で、店舗の前を清掃する一環で、街路樹の中に生えている雑草に除草剤をまき、植木や街路樹に影響を与えたことがあったと明らかにしました。
これを受けて名古屋市は25日、市内にある「ビッグモーター」の店舗前の街路樹の状況を、各区の土木事務所を通じて調べたところ、数年前、一部が枯れていたことがわかりました。
このうち、名東区の店舗前では、街路樹が枯れたため、2019年8月に2本を伐採しその数か月後にも1本を伐採したということです。
名東土木事務所によりますと、この店舗のある道でほかに街路樹が枯れ、伐採した例は聞いたことがないということです。
名古屋市は「街路樹が枯れたことと店舗との因果関係はわかっていない。枯れた場所の土壌の調査や、ビッグモーター本社への問い合わせを行うかなどは、現在、検討している段階だ」としています。