トヨタ自動車 物流ひっ迫で輸送代金引上げる方針

トヨタ自動車は、物流のひっ迫を受けて、部品の輸送を委託する会社に支払う代金を引き上げる方針を明らかにしました。
来年4月にトラックドライバーの時間外労働の規制が強化された後も賃金水準を維持することが目的だとしています。

発表によりますと、トヨタ自動車は、部品の輸送を委託している会社に対して代金の引き上げを行う方針で、来年4月にトラックドライバーの時間外労働の規制が強化され、収入が減少する懸念があることから、賃金水準を維持することが目的だとしています。
直接の取引先以外の間接的な効果も含めると、全体の効果はおよそ150社、1万人規模のドライバーにのぼると見込まれるとしています。
さらに、トヨタが自前で手配したトラックで複数の取り引き先を回って部品を運搬する取り組みもあわせて進めていく方針です。
会社は、労働時間の短縮と賃金水準の維持の両立によって労働環境の改善につなげたいとしています。