高浜原発再稼働方針に原告・弁護団が抗議 名古屋

運転開始から49年となる福井県にある高浜原子力発電所1号機が今月28日にも再稼働する方針となっていることについて、高浜原発の運転期間の延長認可などの取り消しを求めて名古屋地方裁判所で訴えを起こしている原告と弁護団が名古屋市内で会見を開き、再稼働の方針に抗議しました。

関西電力は、運転開始から49年となる高浜原発1号機について、今月28日にも再稼働させる方針を示していて、再稼働すれば、運転開始から40年を超えた原発では美浜原発3号機に続いて国内で2例目になります。
これについて、高浜原発の運転期間の延長認可などの取り消しを求めて名古屋地方裁判所で訴えを起こしている原告と弁護団が19日に名古屋市内で会見を開きました。
この中で、高浜原発は運転開始から50年近い老朽原発であり、事故が起きれば立地地域のみならず東海地方などにも放射性物質が拡散し深刻な被害が予想されるとしたうえで、「国と関西電力は再稼働の妥当性や信頼性を担保するための説明と情報公開も尽くさず、周辺住民の不安や反対の声を置き去りにしている」などとして、再稼働の方針に抗議しました。