愛知医科大学病院の看護師3人 不起訴

5年前、愛知県長久手市の愛知医科大学病院で、入院中の生後7か月の男の子の人工呼吸器が外れないよう注意を怠るなどして男の子の脳に重い障害を負わせたとして、業務上過失傷害の疑いで書類送検された看護師3人について、名古屋地方検察庁は19日までに不起訴にしました。

平成30年、長久手市の愛知医科大学病院で、肺炎などで入院していた生後7か月の男の子の人工呼吸器が外れる事故があり、男の子は低酸素性脳症で重い障害を負いました。
警察は、ベッドに寝ていた男の子の姿勢を変える際に呼吸器が外れないようにする注意を怠ったうえ、すぐに医師に報告するなど適切な対応を取らなかったとして、当時、処置を担当した看護師3人を6月、業務上過失傷害の疑いで書類送検していました。
3人について、名古屋地方検察庁は7月14日付けで不起訴にしました。
処分の理由は明らかにしていません。